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普門寺の宗旨
普門寺由緒
中興開山如幻大和尚
南海補陀山を擬えて観音霊場に
普門寺末寺十二ヵ寺院
仏像と什物
波切不動伝説
 

本尊 聖観音菩薩坐像

本尊 聖観音菩薩坐像
像高55㎝、幅41㎝
(五種の宝贐・県指定文化財)


当寺の本尊。寄木造りで袈裟をつけ、宝髪の高い菩薩像で跌坐の膝の上に禅定印を結んだ両手を組み合わせている。この印相からみると紅頗梨(じはり)色阿弥陀如来像と称する像に近い。
玉眼入りで木彫りの上に麻布を張り彩色を施している。体内膝裏に銘があり資料的価値が高い。


堆朱(すいしゅ)の香合 青磁の香炉
 堆朱(すいしゅ)の香合
(五種の宝贐)
青磁の香炉
(五種の宝贐)
朱の漆を百度も塗り上げ厚くなった漆の層を彫り出し香を入れる容器に仕上げたもので、香合は木目(もくめ)状に漆の層が見え、全体には唐草模様になっている。
青磁は中国の殷の時代から作られ始め、北宋時代ごろに完成された。釉薬(うわぐすり)に微量の鉄分を含み、還元焔焼成によって美しい青緑色を呈している焼物。


梵字の十三仏軸 牧渓和尚の墨絵軸
梵字の十三仏軸
(五種の宝贐)


牧渓和尚の墨絵軸
(五種の宝贐)

十三仏は死者の追善供養のためにそれぞれの忌日を仏・菩薩にわりあてたことを示す。中国の十王思想から発展したもので日本では中世以降に三仏が加わる。軸はそれぞれの仏・菩薩を古代インドのサンスクリット語の梵字で一文字で示す。不動(初七日)、釈迦(二七日)、文殊(三七日)、普賢(四七日)、地蔵(五七日)、弥勒(六七日)、薬師(七七日)、観音(百カ日)、勢至(一周忌)、阿弥陀(三回忌)、阿髢ヲ(しゅく)(七回忌)、大日(十三回忌)、虚空蔵(三十三回忌)。記外和尚の宝贐。
南宋から元初の、蜀(四川省)出身の禅僧で諱(いみな)は法常。禅宗の道釈画を得意とし、径山の無準について水墨画を学び禅林高僧の称賛を得る。すべて水墨で事実性があり、宋代絵画の代表的作家。徳川美術館所蔵品は国重文、他に宋の臨済宗紫野大徳寺にも作品がある。記外和尚が径山(きんざん)寺より持ち帰ったとされる。伝説だが、この時代平重盛が黄金3000両を宋朝と径山寺に献じたことに対して拙庵墨跡の書が贈られている。この時代のものは中国には皆無で交流があった日本の禅寺のみに残されている。


絹本著色愛染明王画像軸 後陽成院の宸筆(しんぴつ)
絹本著色愛染明王画像軸
画面96㎝×40㎝
(県指定文化財)

後陽成院の宸筆(しんぴつ)
「亀鶴」二大字

享保年中


愛染明王は浄化された人間の愛欲を尊格化した明王で赤色は愛欲を示し、人をひきつけ救済する敬愛法の本尊。この仏画の像容は三眼六臂(ぴ)(3つの目と6本の腕)の忿怒相で、頂に獅子冠を戴き、体は火のように赤く、手にはそれぞれ鈴・杵(しょ)・弓・箭・蓮・珠を持ち、赤色の蓮華に跌坐している。室町時代の作で図像的に正しく描いてある。


 ※その他諸仏・諸軸・住山記碑

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