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■ 古山号は「海岸山補陀峯」
当寺には金塔(こんどう)・観音堂・三重の塔にそれぞれ聖観音菩薩が祀られています。
『寺院概要(明治末調査)』に当寺のことについて記外和尚が中国より五種の宝贐を持ち帰り、その一の聖観音を安置したこと、さらに寺伝には「擬南之補陀山而曰海岸、寺曰普門」とあり、「境内の三重の塔には文化6歳(ママ)(1806)次己巳則吉旦海岸山補陀峯普門禅寺」の棟札が残されています。補陀山あるいは補陀峯は中国の浙江省寧波府(天台山や径山寺、阿育山の所在地)の沖合150里、舟山島にある中国の仏教四大道場・四大名山のひとつで南インドにある観音様の霊場と伝説的に信じられている所を擬定しています。歴朝財物を施し祈願を行い、住時には新羅(しらぎ)・高麗(こうらい)・日本の諸国の学僧はみなここに寄り中国上陸をうかがった所。日本初(養老2・716年)の西国三十三カ所観音巡りもこの舟山の普陀洛山をモデルにしている。
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■ 寺号は観音経より
普門は観音品(ぼん)二十五品のことで、「観世音菩薩がよく衆生の諸難を救い、願いを満たし、三十三身を現じて普(あまね)く説法されることを説いたものを観音経あるいは普門品といいます。聖観音は三十三身に変じる前の姿という。よって普門寺は、藤原時代創立ともいわれますが、宝暦11年(1761)気仙沼の補陀寺の僧らによって再興された奥州三十三観音の二十九番札所となっています。
〈ご詠歌〉
もれいづる くわたのかどを まつのこえ
なみのひびきも みのりなるらん
又、気仙三十三観音の二十九番札所にもなっています。享保の初め(1716〜)に選定されました。
〈ご詠歌〉
ありがたや あまね((普))きかと((門))に のり((法))をたて
いたるうれしき か((海))のきし((岸))の寺 |
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